さあ、いよいよChrist Churchを離れ、南下の旅に出る。
昨日、レンタカー会社から借りてきたカーナビは小さな４インチ位の液晶モニターで
何だか頼りない。日本の会社ＵＮＩＤＥＮ社製。取説が付いてない、全て英語の表記。
日本では、レンタカーに６インチの液晶モニターが付いているのが標準。この簡易的な
カーナビを運転席前方の何処につけようか思案。何とか前方窓の中央下に取り付けた。
目的地に設定方法が判らない。何とか現在地を表示してくれるので、一先ずは、それで
我慢をして使って行くことにした。Christ ChurchからDunedinまでは、1号線を行くだけだ。
Elephant rocksと言う名前の面白い岩が沢山あるところを見ようと、Waimate（Ｂ地点）からWaitaki川沿いに
遡ることにした。途中、Waikaoと言うところなども一面牧場ばかりの風景。Waitaki川の水は豊富な
流れだ。この流れは、上流のMt.Cook山などの氷河の雪解け水を溜めたPukaki湖あたりから流れてくる。
牧場には小川が導かれていて牧草への散水に使われている。
道路わきに咲く紫の花。例によって、名前は知らない。
黄色も綺麗。
牧草に散水する設備。長さが1ｋｍ位あるが、直線を守ったまま移動する。
直線状態を守って進むが、どのように制御しているかに非常に興味が湧いた。
直線状態を維持する仕組みがどうしても解らなかった。50ｍ間隔ぐらいで車輪が
付いているが動力は何も無いし、進行方向からの引くロープなども見えない。
地下鉄をどうやって地下に入れるか不思議がる漫才がありましたが、私は
この散水設備がどのように制御されるのかが疑問で、夜も眠れなかった。(^-^)
遠方に散水中の運転機が見える。暫く、眺めていたが・・・・・？？？。
Ｗａｉｔａｋｉ川を50ｋｍ位、遡り、はじめて向こう岸のKurow（Ｃ地点）に出る橋。
ＮＺの道路の橋は、不思議に一車線のものが多い。１号線でも道路は
きちんと整備されていて時速100ｋｍ以上でも走れるのに架かっている
橋は貧弱で橋直前で急ブレーキを踏むこともあった。一車線の橋には
必ず、どちら側に優先があるのかを示す標識があり、優先権のない車は
対向車に道を空けないといけない。 .
なぜ、こうなのかを考えてみた。①道路予算がない②自動車通行量が少ない
③自動車にスピードを出させない為④道路関係国会議員が少ない。
⑤官僚の天下り機構がない。⑥ガソリン税がなく、道路予算が余ってない。
答えは、Ｍｔ．Ｃｏｏｋに行った時に解った。ハイカーの車だけしか走らない
2ｋｍ程の平坦な野原の道路に十ヶ所以上の一車線部分を作ってあった。
答えは③です。 (^-^)
Waitaki川の流れは水量が多く、清らか。
橋上で写真を撮っていると、通行量の少ない車が来た。除けるのもやっとの狭さ。
Ｔａｋｉｒｏａ岩絵。
地図上のＤ地点付近。古代、この地は海の底であったようです。
１９世紀になって移民がやって来た。当時開拓者が岩に書いたものが残っている。
入り口には、どこにもこうした扉がある。
動物が勝手に出入りできないようにしてある。
Vanished World = 「消えた世界」 Elephant Rocks
この謎めいた案内板！
古代、今から24～2600万年前、この地は75～100ｍの海底でした。海底地層に積もった
有機物や貝類は、地上に隆起してから数百万年の間に風雪、水流、雨水に侵食され、
ロマンチックな風景となりました。 .
この風変わりな大きな岩が散在する高原は現在世界自然遺産に申請中であります。
アメリカ映画の「ナルニア王国物語」に撮影された風景で、「消滅の世界」(Vanished World)です。
世界遺産トライアル中
象に似てるかも？
侵食
１号線に戻り、Moerakiと言う場所へ寄る。
避暑地なのだか生憎の雨模様。
ChristchurchからDunedinまで452ｋｍの走行距離でした。
（Ｃｈｒｉｓｔｃｈｕｒｃｈ）
（Ｄｕｎｅｄｉｎ）